氷塊する牛乳プリン

世の中へのルサンチマンと、ごはんについて。

やっぱり結婚式の為に貯金は出来ないし、貯金を切り崩すだけの価値が「私」にあるのだろうか。

やっとブログを更新する気になった。

今回は結婚式に掛かるお金の話から、貯金の話と、あと自分の話を書いてみた。後半になるにつれてネガティブな話になってくるので、キリがいい所で切り上げて頂いても構わない。

 

まず、本当に1年3か月で75万円も貯められるのか?????

1年以上の貯金額を「結婚式」というたった1日の為につかいたくない。 - 氷塊する牛乳プリン

 

前回のブログで、「1回の結婚式(挙式~披露宴迄)費用の内、自分の貯金から捻出する金額は最低75万円位か?!」と言う事を書いた。

この記事を書く前、書いた後もろもろ含め頂いたコメントの中には、こんなにかからないんじゃないかというものもあれば、新婚旅行まで含めても私の想像以上にお金がかかったというものもあった。これもまた人に依るもんなんだなあと思うも自分に結婚式の見込みがない+人の式にも出ないので、ううん……と唸ってしまうが、世間話程度に聞いても「まぁ1回の式で大体300万って言いますね」と言っていたので、この数字で机上の空論を続けたいと思う。

 

先の記事と内容が重複してしまうが、一般的に20代後半の1か月あたりの平均貯蓄額は5万円程と言われている。だから、結婚式の自己負担額75万円貯めるのには少なくても1年3か月かかると言う計算だ。

(※ちなみに75万円の算出方法は、300万円の内150万を夫婦自己負担額と考えたとして、その額を割り勘 としている)

 

では、一緒に一度の大イベントと言われる結婚式の為に、毎月毎月定期的に5万円ずつ貯金をする事は果たして可能なのか。

 

・・・・・・ごめん、正直「無理」やで。

正直に申し上げよう。無理だ。

旅行や引っ越し、それこそ他人の結婚式参列と言う負担を考えるとなかなかうまくいかない。いや、それ以前の問題なのではないかという気もする……。それを確認する為に、恥ずかしいが私の収入と支出のざっくりとした内訳をみてみよう。

 

①ステータス

非正規雇用 東京23区内山手線のぎり内側勤務

②収入面

約25万 うち手取り19万 ボーナスなし 残業も少ない

③支出面

・貯金 :50000円

・家賃+光熱費 :60000円

(同居人と折半。1人暮らしでは無いだけ安いけど)

・通信費 Wi-Fi使用料 :3500円 

(携帯代は10年以上親の口座から引かれている。実家にいたころは払っていた)

・医療費:4850円

(年に一度検査をする時には+10000円かかる)

・食材費+洗剤等生活に必要な物 :20000円 

 

……あれ。

自由に使えるお金が52000円弱しか残らない。

 

……あれ????????

 

自分で思っていたよりも結構少ない。でもそういう事になる。ちなみに住民税は天引きで落ちてくれない為、3か月ごとにコンビニで払っている。(手取り金額は住民税を毎月引き落とされていると言う計算にして算出しているが)

月のお小遣いが50000円ちょっとって、これじゃ大学生のバイト代程度じゃん私どうしたらいいんだ。言い訳をすれば、私は今までは残業20時間位の仕事場で働いていて、その残業代で遊んでいたので何とかなっていた。いざ残業が急激に減るとここまでお金が減るとは……。驚きの結果であるが、残業がない分健康を買ったと思いこむしかないだろう。「うわまじか私お小遣いなさすぎない?!」と思っても、実はこれでぴったり年収300万円なのである。「え、これで300万マジ?!」と言う感じがして仕方ないが、どれだけ計算しても25×12=300で、300万円だ。300万円だ。そっか。そうか……。

 

問題のお小遣いの使い道であるが、基本的に履歴は取っていない。何にいくら使っているか自分でも把握していない。これがよくないのかもしれないが、履歴を取りすぎると自分に圧迫感を与えてしまい、自己嫌悪に陥るのでやめた。

ただ支出の基本は交際費で飲み代外食代がほとんどだと思う。最近は減らすように心掛けているが、19時半ごろ退社が多かった頃は余計に友達も捕まりやすい時間だった為、木曜金曜はよく外で飲んでいた。土日どちらかは外で飲んでたし、でもそれは今も変わらないかなぁ……。変わらないのもまずいけど……。でも、社会人が学生以上にお金を使わない訳にはいかない。いかないから結局無理なんだと思う。

と、いう私なので節約と言う節約は出来ない。でも出来ないなりに、財布のひも絞める所は絞めて行かないと生活が立ち行かない……。ので、あまり意識をせず「ここは不要だ」と自分なりにあまりお金を掛けていない点、お金を使わないようにしている点を列挙してみようと思う。

 

ずぼらな私でもなんとか続く、節約4カ条

① 3食のルール:朝飯白米+納豆、昼飯お弁当、夕飯次の日のお弁当になりそうな物

順序からすると「その日の夕飯→夕飯の余りを翌日の昼飯→翌日の昼飯の余りで朝飯」と言うサイクルだろうか。これには気をつけている。お弁当の利点は自分のランチ代が抑えられる事と、更に嫌な同僚上司からの不要不急の誘いを断る事が可能である事も大きい。よくやってた。そして毎日お弁当を持っていくようになると、「あ、お弁当持ってきちゃってる、よね……?」みたいな聞かれ方をするので気も楽だ。

 

② おしゃれにはお金を掛けない

ある程度の流行はもちろん見る。でも、服から化粧品からボディケア用品から、「今流行ってるけど本当に自分に必要か」と言う事を考えるようにしている。服買うのも好きだけど、流行が去った後に使い道に困りそうなものは避けている。あと、ユニクロ行くときは常にメンズフロアも覗いて、「使えて安いものはどっちにあるか」と言うのをチェックしてる、等。そもそも興味の問題もあるかもしれないが。

 

③ お金を出してくれる人には甘える

書き方がいやらしいか……。でもこれも立派な一つの方法だと思う。「タクシーで行こう」と言われたら「私は出さないからね!」と宣言した上で乗るとか、「出すから焼肉行こう」と言われたら「やったー!」と言って奢られるとか。もっぱら同居人の話だが、そのかわりゴミ出し洗濯、2人でいるときのごはんの準備片づけ掃除は、分担するまでもなく私がやっているので、その対価である。

 

④ クレジットカードは使わない

本当にクレジットカードじゃなきゃ払えないもの(アマゾンのお急ぎ便とかApple Musicの使用料とか)を除いては、現金で払うようにしている。物を買う時には現金で買った方が「買ったんだぞ!」と言う実感を持てるのと後後の請求について考えなくてよい。3万の家電や服を買うときでも、現金揃えて買う。カード使っちゃう癖がつくのが怖かったり。

 

それで結局、結婚式は挙げられそうなのか。

今の私の頭では「給料が出たら定期預金口座に直ぐ入れる」「使わないように生活をする」の2点しか思い浮かばない。上手く貯金をする方法も考えていかなくてはいけないが、自分の収入にあった支出を心掛けるようにしたい。自分にその流行は本当に必要なのか?と言う事も考えている。

それと同時に「自分は何のために貯金をしているのか」と言われると、実は明確な答えなんてないなぁと思う。もちろん「少しでも貯めておかないと危機感が」と言う一心でしかないのだが、それ以上もそれ以下も貯金する理由がない。それこそ「自分で事業を始めたい」とか「世界一周に行きたい」とか、夢の為に貯金をしているわけではない。だから結婚式をしっかり挙げたいと言う夢さえないわけだ。

いや、披露宴はやりたくないけど和装で神社で結婚式だけ挙げたいなあとは結構思う。でも、実際に見積もり額見ただけで「あ、じゃあいいや諦めますね」とも言いそうなもんでもある。特に誰かの為に挙げる理由もなければ、10万以上は払わないかもしれない。それぐらい私にとって結婚式など、自分のお金を出してまでやる意味はないのかもしれない。たった1日の、一瞬の為に10万円。

やっぱり自分が主役になる為だけにそれだけのお金を掛ける覚悟も、自分に自信もないんだと思うし、自分が自分自身にそこまでの価値があるとは思えないのかもしれない。ここまで価値のない「自分が主役になる」のために、自分でお金を払うんだから、何か虚しいなあって思う。

 

それもなんだか悲しい話でしかないなぁって思う。「挙げたいなぁ」と言う夢を見るだけならタダなのにね。

何にそんなにコンプレックスを持っているんだろうかと、自問自答は続くのである。