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氷塊する牛乳プリン

世の中へのルサンチマンと、ごはんについて。

1年以上の貯金額を「結婚式」というたった1日の為につかいたくない。

 先日田舎の爺さん婆さんから電話がかかってきて仕方なく電話を取った。「朝何時に起きるんだ」「昼ご飯は弁当を持っていくのか」という問いかけと同じテンションで「お前はいつ結婚式を挙げるんだ」と聞かれて、うんざりしている。「式なんて挙げるつもりもないしそもそも結婚する予定もないからそんなん知らない」と言うのだが、相手は老人なので「内祝いをやるから早く静岡にこい」だの「お金がないなら出してやるからちゃんとしろ」だの無茶ぶりばかりされて困っている。

 お世話になった人の為の挙式とはよく言うが、それだけの為に結婚式なんて流石に簡単に執り行なえるものでもない。何故なら、「そもそも私が結婚式をしたいと思っていないから」尚更爺さん婆さんを呼ぶなんて言う発想には至らないのだ。

 

私は生まれてこの方、「挙式・披露宴」という物に憧れた事がない。

 あんなひな壇の上に衣装を着せられたまま置かれ、周りの参加者の見世物になっている様を想像するだけでもひやひやする。紹介するほどの経歴を、司会進行のおばちゃんに盛られて喋られるのも恥ずかしい。また、学生時代に半年ぐらい結婚式の音響・照明オペレーションのバイトをしていた事もあるからか、現場を見れば見るほど披露宴への憧れは削がれて行った。

ただでさえ結婚指輪と婚約指輪の違いもよく分かっていなかったし、ましてや婚約指輪の方が高額だと言うことを知ったのも、ここ1か月前くらいの話だと思う。また、写真写りもめちゃくちゃ悪いので、着物やドレスの写真も残しておきたいと思わない。現に成人式の日に振袖を着ていないし、写真も撮っていない。

実際に、私の母親からも結婚式の話など聞いた事があまりない。あるとすれば「披露宴なんか挙げたくなかったし、あんなひな壇に乗せられたくなければウエディングドレスも着たくなかったけど、挙げろっていうから挙げた。」と言うことぐらいか。結婚指輪も「金属アレルギーだし家事をするのに邪魔だから、貰ってから2回ぐらいしかつけてない」との事だ。そういう家に生まれている為、幼い頃からの刷り込みみたいなものは全くなかった。

 

ってゆうか人の結婚式でさえ、マジで金がかかる。

現在私28歳なので、もう何度か挙式・披露宴にも呼ばれている年であるはずなのだが、生まれてこの方どちらにも参列したのは1度だけしかない。(親族の挙式という物も全くなかった)2次会だけ、というのが3回位あった。2次会だけぐらいならいいけど、披露宴なんか呼ばれてもあまり行きたくない。何故なら理由は単純。「その1日の為にご祝儀+それ以外の諸費用を払わないといけないから」だ。単純に「そこまで祝いたいわけでもない人」の為に、ご祝儀3万円、2次会費1万円、服飾メイク費用等に1万円、最低5万円もお金を使いたくない。2泊3日の国内旅行が出来るか、冬物のコートが買えるか位の金額だ。ただ、生まれて初めて、今年の春参列した式は新郎新婦共に10年以上も付き合いのあるカップルの式だったため、そこはこれだけの出費も目を瞑った。もうこれ以上に出費を許容出来る友達知り合いなど出てこないのではないかと思う。

 

実際、一般的に1回の式に掛かる費用はどれぐらいなのだろうか。

 

www.mwed.jp

ここでまず「結婚式=挙式と披露宴」を合わせたものである事を、改めて頭に入れておく必要がある。

その上でのボリュームゾーン「70名の招待で300~350万」との事らしい。

更に上記金額の内、大体半分ぐらいは両家の両親からの援助・ご祝儀から充てていくようなので、実際の自己負担額は「150万~175万円」位と言う感じなのだろうか?と想像したが、やっぱりそうみたいね。それでも最低金額と言う感じがするけど。

 

www.mwed.jp

更に上記の「150万~175万円」という金額を新郎新婦で折半すると考えると、「75万円~87.5万円/人」という計算になる。両親からの援助分は既に差し引いているので、本当に自分自身が働いて貯蓄してきたお金の中から出す額がこれぐらいと言う事だ。

 

75万円~87.5万円って、いくらだ?????

実際この数字だけ見てもどれぐらいのものなのか分からないので、とらばーゆが公表している「女性の1か月の貯金データ」を引っ張ってきてみた。

toranet.jp

 

それによると、

20代後半 で 平均4.9万円 とのこと。

これは雇用ステータス問わずの結果なので、正社員である場合もう少し高いし、派遣や契約社員である場合はもう少し低いだろう。他にマイナビウーマンの記事も見てみたが、やはり「4万後半~6万円」位が1か月の平均貯金額に回るようである。実際コンスタントにこれだけの金額を貯金し続けると言うのはなかなか難しい。(普段最低でも平均額以上は貯金しているが、旅行行こうとかそれこそ知人の結婚式にとかってなると、その月は貯金出来なくなるからね)

 

では、最低金額75万円がどれぐらいで貯まるのかと言う事を計算してみたい。

 

仮に1か月5万円コンスタントに貯めたとして、1年間で貯められるお金は

50,000円×12か月=600,000円

 

え、1年間じゃ足りないじゃん。

 

+3か月貯金してやっと750,000円。

2016年11月の給料分から貯金を始めたとして、

目標金額達成するのは2018年1月。1年3か月かかる。

 

割と「マジかよ」、って話だ。

1年3か月、毎日ランチはお弁当、材料も輸入品の100g98円の豚こまを重宝、さらにお金がないときはベーコンささみツナ缶をフル活用。野菜高騰の今緑の野菜を食べようなんて出来ないし、更に果物はぜいたく品。洋服だって、本当はユナイテッドアローズ、せめてアーバンリサーチで買いたい所を、週末のユニクロとGUにかけ込んで何とか出費を抑える。ちょっと頑張っても郊外のアウトレットが限界。そうやって貯蓄してきたお金を、たった1日で、その1日の為だけに使い切るのだ。自分で書いていて虚しくなってきたが、現実はそういう事だ。

 

うーーーーーーーーーーわーーーーーーーーーーーーーーーー

いやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ぜったいいやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

特に呼びたいとも思っていない人の為にそれだけお金払うのもいやだーーーーーーー

遠方の爺さん婆さんとか呼びたくもないし、更に足代とか払うのいやだーーーーーー

 

ぜったいぜったいいやだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その75万あったら海外に行きたいーーーーーーーーーーーーーーーー

てか普段の生活からもう少しいい服買いたいーーーーーーーーーーーーー

 

と思う、正直に。

ごめん爺さん婆さん、やっぱりあなたたちを東京に呼ぶ事はきっとないと思うよ。こっちが足代出して無理してこられて、ひっくり返って救急車呼ぶ羽目になるとか、ちょっとなって思っちゃうよ。(実際友人が参列した結婚式で、義兄のご両親が急に体調を崩して救急車を呼んだと言う話を聞いた為)っていうか結婚なんて決まってないよ。内祝いなんて正直今頂いても微妙だからそれは市民税の支払いに充てさせていただくよ。

 

更に結婚とは結婚式がゴールなわけじゃなく、そんなもの寧ろ始まりにも過ぎない。そもそも最初に提示した金額の中には、結婚指輪や両親顔合わせの為の接待費用などは含まれていない。別途かかる。寧ろ結婚式そのものより、結婚式の後の生活に、堅実にお金を回せる人と結婚する事が重要なのではないかと思う。

 

でも、逆を言えば「結婚だけするのであれば、お金はかからない」とも言える気がする。既に同棲をしているカップルが籍だけ入れるのであれば、単純な話かかる費用は0円なんだよなぁ~、と思うと、なんだか意外な気もするが、これもまた現実。

 

※幸せな結婚式を挙げられた皆さん、申し訳ないです。 

ここまでざっくり書いてみたが、いつか自分が結婚するとなったら、どうだろうなぁ。流石に何もしないわけにもいかないので、せめて和装で神社で式はあげたいかなぁとは思うが……。でも披露宴はいいや、絶対にいい、いらないし、そもそも披露宴に呼べる友達がいなかったんだったし、それ以前に結婚が出来る事前提で話をするのもなんだか虚しくなるのだが。

見出し通りに今回は幸せな結婚式を挙げられた友人に対しては全く失礼な話をしてしまって申し訳ないと思っているが、これはあくまで私の主観だから許して欲しい。今回書いたのもただ一般的な金額を見たものなので、いまはもっと安く押さえられる式の形が沢山あるのは知っているよ。

なのでいざ自分が和装して式だけあげるとしたらいくらかかるのかも、調べてみようと思います。そのうち。(含:私のイメージ向上の為)

 

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